弁護士は、ドラマなどでもよく取り上げられる職業の一つですが、身の回りに弁護士がいる方以外は、実際の弁護士の仕事をイメージすることは難しいでしょう。そこで、一般的な弁護士は、普段どういった仕事をしているのでしょうか。
弁護士は、ありとあらゆる事件を取り扱っています。具体的には、刑事事件、企業法務、大学での講義、一般企業でのセミナー講師など、その活躍の範囲は極めて広いです。ただ、一般的な弁護士の普段の仕事を語る上では、民事事件の存在を外すことはできないでしょう。
民事事件とは、民間人と民間人の法的争いという意味です。具体的には、お金の貸し借りや交通事故、遺産相続の問題などは、すべて民事事件というカテゴリーに含まれます。裁判所で取り扱われている事件のほとんどは、この民事事件に該当します。
世の中の弁護士のほとんどは、民事事件で売上を立てて、生活をしています。逆に言えば、民事事件を取り扱わずに弁護士として生活できるのは極めて困難です。そういった業務形態を取ることができるのは、ごく一部の企業法務専門弁護士や、刑事事件に特化している刑事弁護士などに限られるでしょう。
