社労士とは、社会保険労務士の略語で、社会保険や労働法に関する専門家です。最近は、ブラック企業の問題や、ワークライフバランスの問題など、労働条件に関するテーマがホットになっていますので、社会保険と労働法に関する専門家である社労士のニーズは高まっています。
社労士の先生方の基本的な業務は、中小企業の労務顧問業務が多いです。また、スタートアップ（新規創業）の援助業務として、就業規則を作ったり、社会保険の加入手続を進めたりと、会社の労務面をチェックしてくれる非常に心強い存在でもあります。
社労士として独立されている先生方の中には、このような業務に加えて、セミナー講師業務に力を入れておられる先生方もいらっしゃいます。保険や雇用といったテーマは、一般の方々が興味を持ちやすく、また、内容としても気軽に取り組める問題ですから、そのような一般の方々に対して、専門的知識を使ってわかりやすく説明できる社労士の先生方には、セミナーの仕事が殺到するのもよくわかります。実際、弁護士や司法書士の先生方よりも、社労士の先生のセミナー広告をよく目にします。今後も社労士の業務分野はますます拡大していくでしょう。
